第125回 小さな世界の大きなブレイクスルー
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最終更新日 2025年12月11日
2025年は量子力学誕生100年目。今年のノーベル物理学賞も量子力学の研究が受賞しました。
世界最小の粒である素粒子は目で見えるサイズでは不可能な「ふるまい」をします。サッカーのボールを壁にぶつけると跳ね返りますが、素粒子の電子は「量子トンネル効果」により、本来通れない壁を時々すり抜けます。量子力学は素粒子サイズだけの科学と思われていましたが、1980年代半ばに授賞者たちは電気回路を組み、目で見えるサイズでも量子力学的な「ふるまい」が起きることを発見しました。
次世代の量子コンピューターもこの研究が無ければ、開発が遅れていたかもしれません。
過去の科学の偉業を選ぶノーベル賞は、科学や技術の進歩を振り返るよい機会です。

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