第124回 スライムの不思議な手触りから広がる科学の世界
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最終更新日 2025年11月13日
皆さんはスライムを触ったことがありますか?水のように流れるのに、手で握ると弾力を感じられる。なんとも不思議な手触りです。このように「液体のように流れる粘性」と「固体のように形を保つ弾性」の両方の性質をもつ物質は、粘弾性物質と呼ばれます。そして、こうした”やわらかいモノ”の性質を研究する学問がレオロジーです。
レオロジーの研究はアイスクリームやチョコレートの滑らかさや口どけ、ペンキや乳液の塗り心地など私たちの身の回りにあるさまざまな製品の開発に生かされています。見た目や感触、使い心地といった感覚的な要素を数値化することで、より良い商品づくりに役立てられているのです。
生活の中の「ふしぎ」も、科学の目で見つめれば新しい発見につながります。何気ない感触も、奥深い科学の入り口だといえるでしょう。

「超延伸性スライムの創成と物性」13 ページより(Figure 2. スライムのさまざまなふるまい)
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