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第74回 地球は大きな電磁石

ページ番号 634-304-599

最終更新日 2020年9月14日

 2020年1月、国際的な地質時代として、日本の地名にちなんだ名称「チバニアン」が正式に採用されました。その時代は77万4千年前~12万9千年前までの期間で、これまでは中期更新世と呼ばれていた時代に相当します。千葉県市原市の養老川沿いに基準となった地層が露出しており、その特徴はおよそ77万年前に起きた最後の地球磁場の逆転が記録されていることです。地磁気の逆転は、地層の一部をいくつも採取して磁力計で弱い磁気を測定することで読み取ることができます。つまり、地磁気の逆転を肉眼で確認することは残念ながらできませんが、養老川沿いの地層の崖には、色付きの杭で地磁気の変化を示しています。地層を見ながら、大スケールの地球の変化を想像してみてはいかがでしょう。
(市報 令和2年9月15日号掲載)


千葉県養老川沿いの地層

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