第24回 火星最接近!
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最終更新日 2016年5月10日
5月31日は火星が地球に約7,528万キロメートルまで最接近するため、その赤い姿を非常に明るく見ることができます。
火星は太陽の周りを回っている太陽系の惑星の一つです。
地球のすぐ外側を周っていますが、太陽を周る日数(公転周期)が地球と異なるので、火星と地球は近づいたり遠ざかったりしています。火星も地球も太陽の周りを回る道(軌道)は完全な円ではなく楕だ 円えんのため、近づく距離はその都度変わります。すごく近づく時を「大接近」、あまり近づかない時を「小接近」といい、今回は「中接近」です。
接近する周期は約2年2カ月ごとで、今年の5月31日がその日に当たります。
この夜、火星のすぐ東側にはさそり座の一等星アンタレスが見えます。アンタレスの語源は「火星に対抗するもの」。火星と赤さを競っている様子もご覧ください。
(市報 平成28年5月1日号掲載)
[写真:2016年は約7,528万キロメートルまで近づく]