第8-1回 冬の夜に光り輝くノーベル賞?
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最終更新日 2015年1月22日
今年のノーベル物理学賞は青色発光ダイオード(青色LED)の技術が評価され、赤崎さん、天野さん、中村さんが受賞しました。LEDに光の三原色である赤・緑・青がそろったことで、あらゆる色の光が低電力で作れるようになり、照明や映像機器のLED化が急速に進んでいます。
舞台やスタジオなどの照明は、赤・緑・青のLEDを組み合わせて、白色や他の色を作ります。それに対し、家庭用照明や液晶画面のバックライトなどは、青色LEDの上に、赤と緑を含んだ黄色に発光する蛍光物質を重ねることで、白色を作っています。この方式が、効率アップとコストダウンを可能にしました。
12月の夜に街を彩る美しいイルミネーションも、ノーベル賞級の努力によって輝いているのです。
(市報 平成26年12月1日号掲載)
[写真:光り輝く田無駅前のイルミネーション]
