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四種混合ワクチン予防接種(個別)

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最終更新日 2023年4月1日

 四種混合ワクチンは、ジフテリア、百日せき、破傷風及びポリオ(急性灰白髄炎)を予防するワクチンです。平成24年11月から定期接種になりました。

ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオについて

ジフテリアとは

 ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。
 昭和56年に現在使われているジフテリア・百日せき・破傷風(DPT)ワクチンが導入され、現在では患者発生数は年間0が続いています。
 主に喉に感染しますが、鼻腔内に感染することもあります。ジフテリアは感染しても10パーセント程度の人に症状が出るだけで、残りの人は症状がでない保菌者となり、その人を通じて感染することもあります。
 症状は高熱、のどの痛み、犬吠様のせき、嘔吐などで、偽膜と呼ばれる膜ができて窒息死することもあります。発病2週間から3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺を起こすことがあるため注意が必要です。

百日せきとは

 百日せき菌の飛沫感染で起こります。
 昭和25年から百日せきワクチンの接種がはじまって以来、患者数は減少してきています。
 百日せきは、普通のかぜのような症状ではじまります。続いてせきがひどくなり、顔をまっ赤にして連続的にせき込むようになります。せきのあと急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。熱は通常出ません。乳幼児はせきで呼吸ができず、くちびるが青くなったり(チアノーゼ)けいれんが起きたりすることがあります。肺炎や脳症などの重い合併症を起こしやすく、新生児や乳児では命を落とすこともあります。

破傷風とは

 破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にいる菌が、傷口からヒトの体内に入ることによって感染します。菌が体の中で増えると、菌の出す毒素のために、口が開かなくなったり、けいれんを起こしたりし、治療が遅れると死亡することもあります。患者の半数は本人や周りの人では気がつかない程度の軽い刺し傷が原因で感染します。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。また、お母さんが抵抗力(免疫)をもっていれば出産時に新生児が破傷風にかかるのを防ぐことができます。

ポリオ(小児まひ)とは

 ポリオウイルスは、ヒトからヒトへと感染します。
 口から入ったポリオウイルスは、咽頭や小腸の細胞で増殖します。ウイルスは、小腸の細胞で4日間から35日間(平均7日間から14日間)増殖すると言われています。増殖したウイルスは、便中に排出され、再びヒトの口に入り抵抗力(免疫)をもっていないヒトの腸内で増殖します。
 ポリオウイルスに感染しても、ほとんどの場合は症状が出ず、一生抵抗力(終生免疫)が得られます。症状が出る場合、ウイルスの感染が血液を介して脳・脊髄へ広まり、麻痺を起こすことがあります。感染すると100人中5人から10人は、かぜのような症状が出て、発熱・頭痛・嘔吐があらわれます。感染者約1,000人から2,000人に1人の割合で手足の麻痺を起こし、一部の人は、麻痺が永久に残ります。また、麻痺症状が進行し、呼吸困難により死亡することもあります。

対象年齢

 生後2か月以上7歳6か月未満
 注記:「未満」とは、誕生日の前日までです。

接種回数及び接種間隔

 初回接種(3回)、追加接種(1回)の合計4回
 接種間隔は、1回目の接種の翌日から20日以上後に2回目を接種、2回目の接種の翌日から20日以上後に3回目を接種、3回目の接種の翌日から6か月以上後に追加(4回目)を接種します。

接種費用

 無料

接種当日の持ち物

 母子健康手帳、予診票

予診票について

「予防接種説明書・予診票セット」に同封している予診票をご利用ください。
詳しくは、子どもの予防接種のご案内の「予診票について」をご覧ください。

実施医療機関

お問い合わせ

このページは、健康課が担当しています。

防災・保谷保健福祉総合センター 〒202-8555 西東京市中町一丁目5番1号

電話:042-438-4021

ファクス:042-422-7309

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