本文ここから

2025年1月1日号NO.595

ページ番号 420-261-961

最終更新日 2025年4月7日

目次

市報そのまま

電子書籍で閲覧

市報を「TAMA ebooks(タマイーブックス)新規ウインドウで開きます。」で電子書籍として閲覧できます。
(注記)発行日から概ね1週間後に閲覧できるようになります。

全ページダウンロード

2025年1月1日号 1面の画像

ページごとダウンロード

【新春対談】ミライにつなぐ「楽しいから始まる。笑顔があふれる、わたしたちのまちへ」

謹賀新年 次世代につなぐまちづくり|あんしん暮らし情報/1月は、市民税・都民税・森林環境税(普通徴収)第4期の納期です。|柳泉園組合 水銀濃度測定結果|消費者団体登録|わが家の耐震診断をしよう|空き家無料相談会|東京税理士会東村山支部による無料申告相談(完全予約制)|認定農業者になりませんか|生産緑地地区変更図書の縦覧|旧ひばりが丘中学校跡地活用基本方針の策定に向けた説明会・意見交換会|スポーツ推進委員|環境保全活動等推進員|令和7・8年度市立学校給食物資納入業者

あんしん暮らし情報/ひばりが丘分庁舎における就労継続支援B型事業所運営事業者|1月の人権・身の上相談のご案内|寄附|西東京市消防団 出初式|生活つなぎ資金貸付|無料市民相談|みんなの伝言板|休日診療|電話相談

【新春対談】ミライにつなぐ「楽しいから始まる。笑顔があふれる、わたしたちのまちへ」|対談を終えて 市長メッセージ

審議会など|のびのび子育て/お口の健康支援室|3~4カ月児健康診査|1歳児講座|2歳児すくすく相談会|3歳児健康診査|個別育児相談会|ことばの発達・発音などに心配のある子どもの言語訓練・相談|ファミリー・サポート・センター ファミリー会員登録説明会|先輩ママとお話しする会|ファミリー学級・2日制 第13コース 初めて父親・母親になる方のための教室|ようこそとしょかん1月

いきいきシニア/介護予防のための実践講座「身体と脳のエクササイズ」|障害のある方へ/ペアレントメンターとお話会|わくわく催し/女性のための腹筋・ヒップアップトレーニング【保育あり】|からだとこころの健康相談【保健師による面接相談】|児童・生徒作品展|自治会・町内会・地域コミュニティ向け講演会「10年後も住み続けられるために愛着あふれる!地域コミュニティの最前線」|認知症サポーター養成講座|ひきこもり家族セミナー|事業承継個別相談会|しゃきしゃき体操パート2講座|障害者サポーター養成講座(初級編)|消費生活講座 知って得する豆知識♪味噌仕込み体験|SNSマーケティングセミナー

わくわく催し/市民協働企画提案事業 がんになっても慌てない暮らしとお金 講演会|栄養・食生活相談|知的障害者(児)移動支援従業者養成研修(第2回)|男性の料理教室・3日制|上級救命講習会(新規受講向け)|どんど焼き|若者の悪質商法被害防止キャンペーン期間|西東京市二十歳のつどい|マイナンバーカードの健康保険証 利用登録の解除申請(国民健康保険)

特集『【新春対談】ミライにつなぐ「楽しいから始まる。笑顔があふれる、わたしたちのまちへ」』

広報西東京令和7年1月1日号で一部紹介している市民協働企画提案事業のU29チャレンジ部門に参画されたFUTATABIの皆さんとの対談内容を、紹介させていただきます。

FUTATABIの皆さんと市長の写真

令和6年度は施政方針のひとつに「若者とともにつくるまちづくり」を追加し、さまざまな取組を進めてきました。

その一つが、市民協働企画提案事業のU29チャレンジ部門です。

今回は5団体に参画していただきました。

5団体の皆さんは、採択された企画のみではなく、市内のさまざまなイベントや地域活動にも参加しているメンバーが多く、私も市内イベントでお会いすることの多い若者です。

西東京市がもっと住みやすいまちになるように、今を生きる私たちが、子どもの支援や環境問題への取組、平和の継承などをすることが大切ですが、それと同時に、若い人たちが積極的にまちづくりに参加してもらうこと、参加しやすい環境をつくることは、未来にとって重要だと考えています。若い人たちが、市の課題にどう取り組んで、どのように盛り上げていくかなど、地域活動をするメンバーからヒントをもらい、意見交換する場として新春対談を企画しました。

色々な意見を交換でき、とても有意義な対談となりました。

対談の様子

市長

なぜ、U29チャレンジ事業に応募してくれたのですか?

佐藤さん

昨年度も若者の地域事業の取組があり、参加させていただきました。地域の小学生向けにワークショップを実施しました。子どもの笑顔や保護者の方からの感謝の言葉が忘れられず、今年度新しく募集がかかることを聞いて、FUTATABIのメンバーに声をかけ、団体で応募することにしました。

佐藤さんの写真

市長

昨年度は、どのような内容のワークショップですか?

佐藤さん

昨年度は、小学生を対象とした、B級品のナスの皮を使った染め物のワークショップです。その経験をもとに、今回の「西東京初!にほんのまち探検隊」という事業として、藍染めワークショップを企画しました。前回のワークショップは私たちの学びも多く、絞りの技術など、子どもに分かりやすい説明や進行などを考えることに活かされています。

阿部さん

大学が市内にあるので、在学中に、お世話になっている地域に何か還元したいというのがありました。私は山形出身ですが、大学進学を機に上京して住んだのが西東京市です。故郷は一つだと思っていたのですが、何年も住むと第二の故郷という感覚になり大切な場所になります。

自分たちが学んでいるアントレプレナーシーという視点でも、新しく事業を作る経験をしたいと思い、応募に賛同しました。

阿部さんの写真

市長

西東京市は、昔から山形ともご縁があるんですよ!話はそれてしまいますが、山形県南陽市はけん玉の生産が盛んですよね。実は、日本けん玉協会の発祥は、西東京市北原町出身の方なんです。市内でけん玉大会も開催されています。初級、中級など分かれていて、トップクラスになると、見ているだけでも白熱しますね。

佐々木さん

佐藤から聞いて、市がこのような支援をしてくれる制度があることを知りました。

私は、秋田出身で、秋田では地域活動やPR事業に参画していました。今回、東京の子どもたちに地域文化を教えるきっかけになるのがすごくいいなと思って賛同しました。

佐々木さんの写真

市長

1回目のワークショップは、「徳島の藍染め」と「秋田のきりたんぽ」づくりでしたね!歴史など話を聞き、実際に体験することで、より興味関心の幅が広がりますよね。

また、文化を通し、西東京市に「あったらいいな」を考えることまでが組み込まれていて、とてもよい企画でしたね。

藍染めの写真

市長

皆さんは地域で様々な活動をされていると聞いていますが、どんな活動が多いですか?また、どんなところにやりがいを感じますか?

阿部さん

私たちは大きく2つの柱で活動しています。一つは子ども向けにワークショップ形式で「他の地域の文化」に触れてもらって、自分たちの地域の良さを考え、より好きになってもらうこと。

もう一つは、高校生や大学生向けにキャリアワークショップを開催しています。

私たちがファシリテーターとして話を聴き引き出すことで、高校生や大学生に、メタ認知(自分自身の思考や感情、言動などを客観的にとらえ認識すること)をしてもらう活動です。

自分が好きなもの、得意なものは必ずあるので、そこを引き出して、地域にどのように還元するか、どうしたら社会に新しい価値を生み出せるかを学ぶ機会をつくっていきたいと考えています。

これらは、西東京市と徳島市での活動がきっかけでした。2つの市でモデルケースや実績を積み重ね、メンバーの出身地である山形や秋田、新潟などに拡大していきたいと思っています。この一歩ずつ積み重ねることで、事業が形になっていくことにやりがいを感じます。

佐藤さん

西東京市での2年間の活動では、子どもの笑顔や保護者が子どもの笑顔を見て「いい会に参加できた!」という言葉をもらえるので、つながった人の笑顔をつくれていうという実感ができました。

ワークショップを通して体験することで自分の学びが高まると思いますし、私の興味分野が地域教育なので、自分のやりたいことを西東京市など自分のお世話になっている地域で還元できるというのがやりがいです。

今までのワークショップは、親子で来る方がほとんどでしたが、今回は祖父母と来ている子どもがいました。祖父母の方は最初は表情が固かったですが、子どもが笑顔になると、どんどん一緒に笑顔になっていい雰囲気になりました。ワークショップの中で「西東京市の中に、こんなことがあったらいい」という意見を出す時間を設けたのですが、その時も積極的に手をあげてくれて。子どもがいることで意見が引き出せたり、幅広い世代が交流したり、社会的なつながりが強くなる一歩になる気がします。

市長の写真

市長

企画を考えるときに重視したことは何ですか?

佐藤さん

ただ「楽しかった」だけで終わるのではなく、そこから多くの学びがあること、自分の考えを発信する場をつくることなど、参加してくれた方の次につながる工夫をしています。今回で言うと「きりたんぽを作る」「藍染めをする」だけでなく、その藍染めはどのような歴史があるのか、なぜその地域で発展したのかなどを楽しく聞けるようにしたり、それぞれの「あったらいいな」を考える時間を設けたり。常に自から考える会にするということを重視しました。

阿部さん

最もこだわったのは「保護者と子どもの共通の話題を作る」ということでした。最近の子どもたちは、画面と向き合っていることが多いですよね。子どもは、ゲームやアニメの話をしたいのに、保護者はそれを知らないということも多く、ただ聞くしかない。

ワークショップなどで、保護者と子どもが同じものを見て、同じ時間に新しいことを学ぶと、共通の話題が増えて「会話」になります。大人も子どもも知らないことを組み込むと、よりいいのではと思っています。

佐々木さん

参加する保護者も子どもも、全員が楽しくて学びがある状態にするというのが、気を配った部分です。子どもが楽しくても、保護者が退屈だと「一緒に参加したからこそのいい時間」とは言えないと思うので、保護者がする作業を作るなど、共同作業になるように意識しました。

佐藤さんの写真2

市長

実際に地域活動として実施してみての感想はどうですか?

佐々木さん

私たちは西東京市生まれではないので、西東京市の人がどんなことを考えて求めているかというのを企画の段階で考えるのが大変でした。実際にどんな反響があるのかドキドキしながら当日を迎えたので、事後アンケートですごくいい反応だったのが嬉しかったです。狙いは、ずれていなかったんだなと思いました!

阿部さん

地域の人たちが温かいと感じます。また幅広い世代の方に参加していただいたことはもちろん嬉しいですが、何より、若い世代のアイディアを受け入れてくれるのがありがたいと思います。

私たちは色々な地域で活動しますが、土地柄とか歴史的背景などにより特色があります。

西東京市の人たちはどんな人も受け入れる姿勢が強いように思います。また、高齢の方でも新しいことを学ぼうとする姿勢もあり、自分の意見を直接言ってくれるのはとても嬉しかったです。

阿部さんの写真2

市長

多くの若い人がまちづくりに参加するには何が必要だと思いますか?

阿部さん

入口となる、きっかけが一番大切だと思います。

市が「若い人を歓迎します、若い人のまちづくりを推奨します」というのを、分かりやすく、伝わる方法で掲げることによって、自分たちが市民として認められている感じがします。

また、参加しやすい企画があると、やってみようと思う学生も増えると思います。若い人も、「もっとこうなればいいな」と思うことはあっても、それを言える場や意見を活かせる場、実現できる場がないのはもったいないと思います。入口を設定してあげれば、多くの人が向かってきてくれるんじゃないかと思っています

佐々木さん

大学の友人と話すのは、学生は、やる気と時間はあるけど、資金と大人とのつながりがないということです。大人とつながることで、いろいろな方を紹介していただいたり、知恵をもらったりすることができます。今回のU29企画はすごくいいと思っていて、大人や市とのつながりをもち、補助金がでるので、チャレンジしやすいと思います。

佐々木さんの写真2

市長

いま西東京市に最も必要だと思うことは何かありますか?

阿部さん

親子や祖父母が、共通して何か考え、行えるものがあればいいなと思っています。

共通の話題があれば、家に帰っても話の続きをしたりしますし、徳島を知ることで、次は徳島に行こうかという話にもなるかもしれません。今回は1回のワークショップ形式でしたが、もっと進化させてプログラム形式で複数回開催できるようにして、さらに深く学べる場を作りたいと思っています。

子どもが興味を持っていく、新しいものを作っていくのも大事ですが、昔ながらの文化や生活様式も後世に引き継いでいけるような仕組みを作りたいと思います。

佐々木さん

西東京市に住んでいる皆さんが受動的ではなく能動的に市のために動けるきっかけを作るのが大切かなと思っています。

この前のワークショップで「西東京市にあったらいいな」を考えた時に、皆さん最初は悩んでいましたが、どんどん色んな意見を書き出せていました。

想いを書き出すワークショップを作るだけでも、市役所の窓口に言うだけではなく、自分から動き出すきっかけ、自分ごととして考えるきっかけを作れるのではないかと思います。

佐藤さん

学びや地域の活動は「継続する」ということが大事だと思います。そのためには、実行する人材が必要です。

私たちは4年生でもうすぐ卒業ですが、新たなメンバーを追加し、今回の企画やワークショップを単発で終わらせるのではなく、引き継いでいきたいと思っています。

私たち主催する側も学ぶことが多く、発信する側も受け取る側も両方が学びになる環境を作り続けていきたいと思っています。

市長の写真2

市長

素晴らしいですね。西東京市は、令和6年4月からこれからの未来に向けた10年の総合計画がスタートしました。これには、市が目指すまちづくりの理念が書かれています。西東京市は、2つの市が合併し1つになったので、これまでの20年間は「やさしさとふれあいの西東京に暮らし、まちを楽しむ」を理念としていました。

令和6年4月からはガラッと変えて、「未来につなぐ やさしさといこいの西東京」を理念においています。

未来につなぐというのは、まさに次の代の人に引き継いでいくこと。その上でいま居る私たちが未来に向けて西東京をもっといいまちにしていくということかなと思います。

新年を迎えるにあたり、皆さんからたくさんのお話が聞けて良かったです。

これからも色々なアイディアや意見をもらい対話しながら、一緒に、西東京市に住んでよかったと言ってもらえるようにしていきます。

今日は、ありがとうございました。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader(新規ウインドウで開きます。)Adobe Acrobat Readerのダウンロードへ

お問い合わせ

このページは、秘書広報課が担当しています。

市役所田無庁舎 〒188-8666 西東京市南町五丁目6番13号

電話:042-460-9804

ファクス:042-460-7511

お問い合わせフォームを利用する

本文ここまで