血糖について
ページ番号 622-321-579
最終更新日 2021年1月28日
血糖って何?
血糖とは、血液中の糖のことをいい、この血糖の量を血糖値といいます。また、この値が高いことを高血糖といいます。
血糖が高くなると
食事をしたあとに血糖値が高くなると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値が必要以上に高くならないように調整されています。ところが、このインスリンの量が減少したり、インスリンの効きが悪くなることで、血糖が高い状態が続き、慢性的に高血糖状態になり糖尿病となります。
糖尿病の症状は?
糖尿病の症状は、初期の場合はまったくあらわれないことも多く、症状があらわれるとしても非常にゆっくりです。そのため気が付いた時には3大合併症と言われる腎症、網膜症、神経障害をはじめとする合併症を引き起こしていることもあるため注意が必要です。
・疲労感
・皮膚が乾燥してかゆい
・頻尿
・目がかすむ
・感染症にかかりやすくなる
・手足の感覚が低下する
・空腹感やのどの渇きがひどくなるなど
高血糖を知る検査
【随時血糖値】
食事のことを気にせずに行う検査
【空腹時血糖】
食事を10時間以上あけてから行う検査
【HbA1c】
過去1か月から2か月の平均的な血糖値を示す検査
【尿糖】
糖尿病発見の手がかりになる検査。血糖値が高くなると尿に糖が出る。
いずれも健康診断でわかる検査値です。定期的な検査を受けてご自分の血糖値を確認しましょう。
あなたの生活で思い当たることはないですか?
糖尿病は遺伝的因子の他、食べ過ぎ、運動不足、ストレスなどの生活習慣の乱れが原因でおこります。
例えば…
- 1日3食を規則正しく食べていない
- ドカ食いやまとめ食いをしてしまう
- 炭水化物の重ね食い(ラーメン+チャーハンなど)をすることが多い
- 缶コーヒーや栄養ドリンク、清涼飲料水などを飲むことが多い
- 肥満
- 体を動かす習慣がない(運動不足)
- お酒をよく飲む、あるいは休肝日がない
- 家族に糖尿病の人がいる
あなたの体重は?
あなたの体重は適正ですか?体重が適正かどうかは、BMI(Body Mass Index)でわかります。BMIは肥満度をあらわす指標で、18.5未満だとやせすぎ、25以上だと肥満と判定されます。
肥満の解消は糖尿病の予防にもつながります。適正な体重を維持しましょう。
BMIの出し方
【BMI】=体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)
(例)
体重60キログラム、身長160センチメートルの場合
60(キログラム)÷1.6(メートル)÷1.6(メートル)=23.4(BMI)
適正体重の出し方
【適正体重】=身長(メートル)×身長(メートル)×22
(例)
体重60キログラム、身長160センチメートルの場合
1.6(メートル)×1.6(メートル)×22=56.32(キログラム)
1日の適正エネルギーを知ろう!
体重や日常生活の活動量が異なるので、1日の適正エネルギー量は人それぞれです。まずは自分の適性エネルギー量を知り、自分に適した量の食事をとりましょう。
1日の適正エネルギー量の求め方
1日に必要な適正エネルギー量(カロリー)=適正体重(キログラム)×身体活動量(キロカロリー)
身体活動量の目安
- 軽労作 (デスクワークが多い職業など) 25から30キロカロリー
- 普通の労作 (立ち仕事が多い職業など) 30から35キロカロリー
- 重い労作 (力仕事の多い職業など) 35キロカロリー
【例】
適正体重60キログラムで軽労作の場合
60(キログラム)×25~30(キロカロリー)=1500~1800(キロカロリー)
まずは食事と運動で血糖コントロールをしましょう!
食事のポイント
1. 自分に合った食事量を守りましょう。
インスリン分泌に負担をかけないように、欠食やまとめ食いはやめましょう。自分に合った食事量は、血糖値を抑えるだけではなく、肥満の解消や合併症の進行を抑えることができます。
2. バランスの良い食事を心がけましょう。
単品メニューは栄養が偏り、早食いになりやすいため、主食、主菜、副菜などが分かれている定食メニューを選びましょう。
3. 1日3食、決まった時間に取ましょう。
食事の間隔は5~6時間を目安にすると、血糖値を安定させるだけでなくインスリンを分泌するすい臓の負担が軽減されます。食事は規則正しくゆっくりかんで食べましょう。
運動のポイント
1.ウォーキング、ジョギング、水泳、自転車などの有酸素運動を行いましょう。
2.1週間の合計運動時間が150分以上を目指しましょう。週2~5回、20~60分程度の運動を継続することが大切です。
3.運動強度はややきついと感じる程度が良いとされています。
【心拍数の目安】
50歳未満:1分間に100~120拍
50歳以上:1分間100拍以内
4.運動を実施するタイミングは、特に食後1~2時間後に行うと食後の高血糖状態が改善されます。
毎日体重計に乗ろう
毎日体重を測り記録することで、自然と健康意識が高まります。
お問い合わせ
このページは、健康課が担当しています。
防災・保谷保健福祉総合センター 〒202-8555 西東京市中町一丁目5番1号
電話:042-438-4037
ファクス:042-422-7309
