本文ここから

骨粗しょう症

ページ番号 174-303-811

最終更新日 2024年3月12日

 骨粗しょう症とは加齢や体質、生活習慣などによって骨密度が低下し、骨がもろくなって、骨折や寝たきりの原因になる病気です。
 骨粗しょう症の予防には、栄養・運動・日光浴(ビタミンD)・転倒予防などがあります。

骨粗しょう症の危険因子


【取り除けない危険因子】
・加齢
・性別(女性)
・家族歴
・早期閉経
・低骨密度など

【取り除ける危険因子】
・栄養不足(カルシウム、たんぱく質、ビタミンD、ビタミンKなど)
・運動不足
・過度の飲酒
・喫煙など
・日光浴不足など

 自分で取り除ける危険因子は取り除きましょう。

骨密度とは

骨密度とは、骨の強さを表す指標です。骨のもととなっているカルシウムなどのミネラル成分が骨にどのぐらい詰まっているかを示しています。
骨密度は、20歳前後で最大値をむかえた後、40歳まではほぼ横ばいで推移し、50歳以降、特に女性は閉経を境に大きく骨密度が減少します。一度低下した骨密度を大幅に回復させるのは難しいので、若いころから骨密度を上げておくことが大切になります。20歳ごろまでに骨の貯金をして、最大骨密度を高くしておくことで、加齢とともに骨密度が低下しても骨折しにくい骨を維持できます。
 

骨粗しょう症の予防

栄養

毎日3食バランスのよい食事が基本になりますが、それに加えてカルシウム摂取を心掛けましょう。カルシウムが多く含まれる牛乳やヨーグルトなどの乳製品、小魚や海藻類、緑黄色野菜に加えて、カルシウム摂取の吸収を助けてくれるビタミンD(魚介類、干し椎茸等)、ビタミンK(納豆やブロックリー、ほうれん草やレバーなど)を積極的に摂りましょう。
また、インスタント食品に多く含まれるリン、過度の飲酒やカフェイン摂取はカルシウムの吸収を阻害しますので気を付けてください。

運動や家事でこまめに体を動かしましょう

強い骨をつくり、維持するためには運動が大切です。運動することで骨に適度な負荷(圧力)がかかり、骨を作る細胞が元気に働き、カルシウムが骨に沈着するからです。また運動することで筋肉が強くなり、骨折の原因である転倒を未然に防ぐことができます。   
運動に慣れていない方が急に運動をするとケガをする危険がありますので、まずは無理のない運動を継続して行いましょう。
慣れたら一日30分の軽く息がはずむ程度のウォーキングがおすすめです。腰や膝が痛んで歩くのがつらい場合は室内でできる体操から始めましょう。
運動をする時間がない人は、日ごろの家事でこまめに体を動かすことを意識してみてください。

日光浴(ビタミンD)をしましょう

天気の良い日には一日一回は外出しましょう。日光に当たると紫外線によりカルシウムの吸収を高めるビタミンDが皮膚内で産生され骨を強くします。
日光は当たりすぎると老化や皮膚がんの要因にもなりますので、15分から30分くらいで十分です。
 

転倒予防の環境整備

骨粗しょう症で一番こわいのは転倒による骨折です。転倒の原因が「つまづく」「すべる」などのちょっとしたはずみでも、背骨・手首の骨・太ももの付け根の骨など骨折しやすくなります。
高齢者の転倒・骨折は、長い時間を過ごす家の中で多く発生しています。骨折を防ぐためには、環境づくりも大切です。室内の段差をなくす、足元に照明をつける、廊下・階段・お風呂に手すりやすべり止めをつける、コードは部屋の隅に通すなど、居住場所の環境整備
をしましょう。

関連サイト

当市では骨粗しょう症検診を行っています。
骨の検査はレントゲンや超音波を使って骨量を調べることにより行われます。検査自体も短時間で痛みもありません。

新規ウインドウで開きます。e:骨粗鬆症予防のための食生活 | e-ヘルスネット(厚生労働省)(外部リンク)
新規ウインドウで開きます。骨粗しょう症について(骨粗鬆症財団)(外部リンク)

お問い合わせ

このページは、健康課が担当しています。

防災・保谷保健福祉総合センター 〒202-8555 西東京市中町一丁目5番1号

電話:042-438-4037

ファクス:042-422-7309

本文ここまで