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11月15日に田無公民館主催 女性のための講座 公開講座を開催しました

ページ番号 660-768-774

最終更新日 2022年12月9日

11月15日 開催「男女格差世界ランキング116位の日本」男性優位の社会通念を変えるには

学んだこと

男女平等世界ランキングとは

ジェンダーギャップ(男女格差)※報告書によると
日本は調査対象になった146ヵ国中116位。先進7ヵ国(G7)の中では断トツの最下位
 ※ジェンダーとは、文化的、社会的に作られた性別  ジェンダーバイアスとは、ジェンダーに基づく偏見
 東京五輪組織委員会会長の森喜朗の女性蔑視発言で「ジェンダー」が一般的になった
  

ジェンダー不平等の現状

政治 

衆議院議員45人(9.9パーセント)=139位/146ヵ国中
※ジェンダーギャップ指数の順位を下げているのは衆議院議員数と女性閣僚2人/24人中

経済

非正規雇用 女性56.0パーセント>男性22.81パーセント
非正規から正規への移動率 女性18.7パーセント<男性32.3パーセント
欧米やアジアに比べ女性管理職が少ない 何故?
 ・出産、子育てで、仕事の一線から退かされる
 ・男性の家事参加が少なく、役職につきたくても
 ・環境や状況で役職を断念
女性をバックアップする環境整備が必要

教育

大学進学率は、女性も高いが、専攻分野に偏りがある。人文科学、薬学看護学、教育は、高いが、理工学分野は低い。就職先も給与の高い分野へ男性が就き、給与の低い分野へ女性が就く

司法

女性は少ない、男性裁判官が多いと男性側に有利
性被害や離婚調停など裁判官の性別で判決が変わる
  

ジェンダー平等を進めるには、制度と意識の改革が必要

・女性が立候補しやすいように、小選挙区制から中選挙区制へ、クオータ制へ
・選挙民の民度を高める
・国や地方の政治が変われば地域が変わる
 民度が高まり、地域が変われば、国や地方の政治が変わる

日常の中に男女差別(男尊女卑)の言葉使い

「未亡人」・・・男性主体の考え方
「戸籍を入れる」⇒戸籍を移す
家事や育児を手伝ってもらっている・・・共にするもの
職場の女性を「女の子」と呼ぶ・・・女性を補助的役割とみなしている発言

参加者の感想から

女性の人権について

・「未亡人」、「主人」となんとなく言う人が多いらしい。一人一人が別の言い方をしていくと変わるかも?(40代)
・近代史の女性史、家族史を学びなおすことで、性差がなかなか縮まらない理由が理解でき、母として意識を改めようと思いました(30代)
・日常の中でジェンダー差別と思わないで発していたこと、特に地方は、根強い。(60代)
・親世代の考えがアップデートされていない。(60代)
・日常の暮らしの中で当たり前のように男性優位となっていることに改めて気づいた。(60代)

その他の感想

・今回は、女性の人権についてのお話だったので、男性の人権差別についても聞いてみたい。(30代)
・男性が優位に立つ時代も終わりに近づいてきていることに安堵し、そういう社会であってほしいです。(30代)
・ジェンダー平等に関する歴史を学べて周囲への見方を変えていけると思います。おかしいなと思ったら声を上げれるような女性になりたいです。(30代)
・女性はやはり、出産子育てが足かせになっているのは、昔から変わらないのだと思う。
・一人一人の意識の改めが、子どもたちの世代が性差を感じることなく、のびのび自分らしく生きていくことが出来ると思いました。(30代)
・歴史を知ることで女性の生き辛さのルーツを知ることが出来ると理解しました。
・疑問を持っておかしいと感じたら、声を上げる、そういう生き方をしていかなくてはと改めて思った。
・大学のカリキュラムを見てジェンダーについては必修・共通で摂らせるようになっていて、勝手に学べて進んでいると思いましたが、一方で小~高校の学校教育は旧態依然のまま。もっと子どもの頃からジェンダーについて考えてみる機会が必要。人権について(自分のこととして)学習しないと遅いと感じています。

講座内容についての問い合わせは田無公民館へ

今回、全体を通して「自分らしさを大切に 楽しく子育て 自分育ち」という内容で講座を開講しています。
子育てをするにあたって、男らしさ、女らしさを押し付けるのではなく、自分らしさを大切に生きることを伝えています。
今回の公開講座は、女性の視点からの内容となっていますのでご了承ください。

田無公民館 電話:042-461-1170(平日午前9時から午後5時)

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お問い合わせ

このページは、公民館が担当しています。

柳沢公民館 〒202-0022 西東京市柳沢一丁目15番1号

電話:042-464-8211

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