西東京市民の中澤 隆さんが東京都のパラアスリートに認定されました
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最終更新日 2023年6月26日
西東京市民である中澤 隆さんが、「東京ゆかりパラアスリート」に認定されました。
中澤 隆さんと盲導犬シュクレ
中澤 隆 さんと盲導犬シュクレ
東京ゆかりパラアスリートとは
東京都では東京パラアスリート強化事業として、国際大会で活躍する東京ゆかりのパラアスリートを継続的に輩出していくための支援をしています。
中澤選手も世界で戦うパラアスリート選手として東京都から認定されました。
中澤 隆 選手
プロフィール
西東京市在住
競技:パラトライアスロン
所属企業:サイネオス・ヘルス・コマーシャル株式会社
所属チーム:サイネオス・ヘルス・コマーシャル株式会社/チームケンズスクール
27歳で緑内障発症。32歳で視野95パーセントが欠損し、ほとんど目が見えない状態となった。
2011年、テレビで全盲の女の子がトライアスロンに挑戦している姿を見たことがきっかけでトライアスロンを始める。
パラトライアスロン(視覚障がい)とは
スイム(水泳)・バイク(自転車)・ラン(長距離走)の順に3種目の持久系競技を連続して行い、合計タイムを争うトライアスロン。
パラリンピックでは、オリンピックのちょうど半分であるスイム750m、バイク20km、ラン5kmの計25.75kmの距離を設定している。
選手と「ガイド」と呼ばれる伴走者が寄り添って、レースに挑む。
お話を聞きました!
東京都のパラアスリート認定について
スポーツの力によって東京都から日本を盛り上げていきたいです。
現在の視野について
右目は5円玉から覗いているような感じです。
左目は指数弁ができる程度です。
指数弁とは
自身の指の数を答えさせ、それを正答できる最長距離により視力を表すもの。
パラトライアスロンの競技について
スイムは挑戦を始めた当初泳げなかったので苦手だったが、練習を重ねるうちに得意になってきました。
バイクは風を切って走るのは気持ちいいです。
ランは最後の競技なので非常に苦しいので3種目の中ではあまり好きではありません。
パラトライアスロンの楽しさ
ゴールした時の達成感は病みつきになります。
パラトライアスロンの難しさ
ガイドとコミュニケーションを取り続けることが難しいです。
ガイドの存在について
自分の視覚障害をとり省いてくれる存在。
ガイドの方がいらっしゃるおかげで力を発揮できるためとても感謝をしています。
今後の目標
アイアンマンレースの視覚障害の部でギネス世界記録を目指しています。
※目標タイム11時間3分
アイアンマンレースとは
スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmを連続して行い、合計タイムを争う。
通常のトライアスロンよりもさらに長い距離で行われるため世界一過酷なレースともいわれている。
市民へ一言
マイナーな競技ではありますが、応援してくれると嬉しいです!
取材中の様子
