最終更新日 2020年12月1日
小児用炎球菌は、細菌による子どもの感染症の二大原因のひとつです。この菌は子どもの多くが鼻の奥に保菌していて、ときに細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を起こします。髄膜炎や菌血症などは、本来菌がいない場所に感染が起こる重い病気です。
とくに、肺炎球菌性髄膜炎は死亡例と後遺症例は(水頭症、難聴、精神発達遅滞などをあわせると)全体の40パーセント近くに達します。
初期の主な症状は髄膜炎もその前段階となる菌血症も発熱などでかぜ症状と区別が付きません。
肺炎球菌にかかりやすいのは生後3か月以降から5歳くらいまでで、患者数は細菌性髄膜炎が5歳未満の小児10万人当たり2.9人とされ、年間200人くらいです。
生後2か月から5歳に至るまで
※「至るまで」とは、誕生日の前日までです。
具体的な接種間隔等はかかりつけ医と相談しながら計画を立ててください。
標準的には1歳までに、27日間以上の間隔で3回接種、その後60日間以上の間隔で12から15か月齢に1回追加(計4回)
※2回目および3回目は2歳を超えた場合は行わない(追加接種は可能)
※また、2回目が1歳を超えた場合、3回目は行わない(追加接種は可能)
標準的には生後13か月までに、27日間以上の間隔で2回接種、その後60日間以上の間隔で12か月齢を過ぎてから1回追加(計3回)
※2回目は2歳を超えた場合は行わない(追加接種は可能)
60日間以上の間隔で2回接種(計2回)
1回接種
無料
母子健康手帳、予診票
「予防接種説明書・予診票セット」に同封している予診票をご利用ください。
詳しくは、子どもの予防接種のご案内の「予診票について」をご覧ください。