プロに学ぶ布団の仕立て直し 粗大ごみを減らす工夫
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最終更新日 2015年7月7日
5月23日(土曜日)に「プロに学ぶ布団の仕立て直し 粗大ごみを減らす工夫」講座がエコプラザ西東京で開講されました。
ふとんリサイクル推進協議会の澤田清子さん、親松徳二さん、そして新倉庸嘉さんに講演と布団の仕立て直しの実演をしていただきました。
東京23区で一番多い粗大ゴミが布団であるそうです。格安の繊布団は、次第に綿がつぶれて寝心地が悪くなっていってしまうそうです。しかし、綿100パーセントの布団であれば、綿を打ち直しすることで、何度でもそのふわふわした状態に戻すことができるのだそうです。
(写真:合繊布団の説明 触ると合成繊維部分は固い)
綿の打ち直しは2通りでカード打ちと前切りがあるそうです。打ち直しが終わったら、今度は綿を布で包んで布団の仕立て直しをします。
この布団の仕立て直しはかつては各家庭で行われていたとのことです。
そして、打ち直しされた綿を布団へ仕立て直していく様子を実演していただきました。
(写真:布団の仕立て直しの実演 奥に並んでいる綿はすべて入れる)
(写真:段差ができないよう組合わせてどんどん重ねてゆく)
(写真:あれだけあった綿がこのように)
(写真:綿を敷き終わったら布を裏返す)
(写真:端まで綿をつめる)
(写真:布を縫い合わせていく)
(写真:完成した敷布団)
ちなみに、布団を干すという行為は、綿に太陽の光を当てることでふわふわ状態を取り戻すのだそうです。はたくことで、布団がつぶれているのを直すのではないのですね。
また摘み取ったばかりの綿花から種子を取り除く「綿」道具を見せていただきました。
(写真:綿を通してハンドルを回す)
(写真:種が取り除かれる)
この講座を通して、綿の長持ちする力を感じ、エコへと繋がる道が見えました。綿100%の布団は多少お値段が張ることもありますが、生涯の快眠を得られるなら安いものですね。
電気や水の節約も大事ですが、ごみを減らすというなかでも、このようなエコを目指してみるのも良いかもしれません。
(取材・写真:武蔵野大学学生記者 矢崎美穂)
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環境保全課(電話:042-438-4042)
