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「西東京日本語スピーチコンテスト2016」を開催しました

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最終更新日 2016年10月31日

 10月2日(日曜日)、コール田無の多目的ホールにて「西東京市日本語スピーチコンテスト2016」を開催しました。外国にルーツを持つ人々が自分の思いを日本語で語るこの大会は、今年で6回目になります。
 今年は9名の大人による発表と、4名の子どもによるメッセージがありました。また市報等で募集した「市民審査員」6名が審査員として大会に関わりました。
 この大会は、市内の国際交流団体「NPO法人西東京市多文化共生センター(NIMIC)」と、市内の日本語教室のボランティア等による「西東京市日本語スピーチコンテスト2016実行委員会」が主催し、企画・運営を行いました。


【写真:日本語スピーチコンテストの様子】

大会前半

 開会式の後、大会がスタート。
 スピーチコンテストでは毎回、司会も外国人住民が行っています。今年は過去に発表者として参加した、パキスタン人のバルニーさんが司会を担当しました。最近はテレビメディアなどでも活躍しているバルニーさん。楽しい話術で会場を盛り上げてくれました。


【写真:司会のバルニーさん】

 まず4人の子供たちのメッセージがありました。参加した子供たちは皆、市内の小中学校と日本語教室に通っています。小学生2人は自分の夢中になっているものや、夏休みの楽しかった思い出のことを話しました。中学生2人は日本に来ての想いや日々感じること、将来の夢を話しました。テーマは様々でも、学校生活を頑張り、毎日を充実させている様子が伝わってきました。


【写真:発表した子供たち】

 その後は大人たちの発表です。前半は4人が発表しました。


【写真:前半の発表者たち】

大会後半

 休憩をはさんで後半は5人が発表しました。


【写真:後半の発表者たち】

 発表の後は、審査員が審査を行う間、主催の西東京市多文化共生センターによる「西東京市多文化共生アンケート」の中間結果報告と、アトラクションが披露されました。
 今年のアトラクションは、“Nusantara(ヌサンタラ)”の皆さんによるインドネシア舞踊でした。きらびやかな伝統衣装を着けた踊り子さんたちが、音楽に合わせて美しい踊りを披露してくれました。くるくると手の平を回転させる滑らかで不思議な動きに、観客は見入っていました。


【写真:アトラクションのインドネシア舞踊】

大会を通して

 今年の大会は、日本での体験談からもう一歩踏み出し、異文化体験による気持ちの変化や自分の故国の再発見などを語る人が多かったのが印象的でした。また、時事ネタや流行りのギャグを使ったユーモアを交えて、観客を楽しませながら話す様子は、発表者の工夫と努力を感じさせました。


【写真:みんなで集合写真】

 観客のみなさんからは「発表者の日本語が上手で驚いた」、「間のとり方や原稿をきちんと覚えて話す様子に、彼らの努力や練習が感じられた」、「日本に来て苦労を乗り越え生活する姿に感動した」、「外国に来て生活している彼らならではの考えや言葉に重みを感じた」などの感想が聞かれました。
 他にも「外国人の受け入れ態勢が遅れがちといわれる日本で、こういった大会が開かれることはとても意義があると思う」、「もっとたくさんの人にこの大会を知ってほしい」などの言葉も寄せられました。
 出場者の皆さんが自分の体験や文化を活かしながら、西東京市で活躍の場を広げていくのを楽しみにしています。

 今回の大会のスピーチ原稿をまとめた記録誌を作成中です。出来上がったら、どうぞお手にとって読んでみてください。

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