最終更新日 2020年12月2日
二種混合(DT)は、ジフテリア・破傷風の第2期の予防接種です。
ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。
1981年に現在使われているジフテリア・百日せき・破傷風(DPT)ワクチンが導入され、現在では患者発生数は年間0~1名程度です。しかし、ジフテリアは感染しても10パーセント程度の人に症状が出るだけで、残りの人は症状がでない保菌者となり、その人を通じて感染することもあります。
感染は主にのどですが、鼻にも感染します。症状は高熱、のどの痛み、犬吠様のせき、嘔吐などで、偽膜と呼ばれる膜ができて窒息死することもあります。発病2~3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺を起こすことがあるため注意が必要です。
破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にいる菌が、傷口からヒトの体内に入ることによって感染します。菌が体の中で増えると、菌の出す毒素のために、口が開かなくなったり、けいれんを起こしたり、死亡することもあります。患者の半数は本人や周りの人では気がつかない程度の軽い刺し傷が原因です。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。また、お母さんが抵抗力(免疫)をもっていれば出産時に新生児が破傷風にかかるのを防ぐことができます。
11歳以上13歳未満(13歳の誕生日前日まで)
1回
無料
母子健康手帳、予診票
11歳の誕生日の月末に送付している予診票をご利用ください。
詳しくは、子どもの予防接種のご案内の「予診票について」をご覧ください。