市指定第25号 田無村御検地帳
ページ番号 390-794-005
最終更新日 2007年12月17日
元禄3年(1690年)、幕府は田無村の代官領を検地し、その記録の正本1組7冊を田無村に下げ渡しました。この文書は第7冊目で、屋敷分と全体の総計である「寄」の部分からなっています。田無村の検地帳として二番目に古いものです。最古の寛文10年(1670年)の検地帳が開扉不能であるため、内容がわかるものとしては最古ですが、他の6冊は虫食いがひどく判読さえ不可能です。当時の農業生産状況やその年貢高等が推定でき、青梅街道の町場形成も推察できるので、江戸時代中期の村勢を知る上で重要な資料です。
指定年月:昭和63年9月
所在地:南町五丁目6番11号(中央図書館)