市指定第50号 天神社 拝殿
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最終更新日 2017年6月29日
天神社は、かつては三十番神を祀り「番神様」と呼ばれていました。明治元年(1868年)に神仏分離に基づく施策として三十番神信仰が禁止されましたが、この時に境内に祀られていた菅原道真を祭神とし、社号を天神社に改め、下保谷村の鎮守として今日に至っています。
拝殿は、向拝柱の礎石の刻銘から天保5年(1834年)の建築と推定され、市内に現存する木造建造物としても有数の古さであり、屋根や覆殿との接続部分に改修が見られるものの、建築当初の姿を現在に伝えています。また、拝殿の四方上部の小壁に施された波や龍の鏝絵(漆喰彫刻)は、市内では他に例を見ないものであり、幕末期の建築意匠を色濃く反映した貴重なものです。
指定年月:平成29年6月
所在地:北町六丁目7番19号(天神社)
拝殿
鏝絵
