享保8年(1723年)、青梅街道と飯能(所沢)街道の追分(分かれ道)に付近の住民23人の講中が建立したもので、道標を兼ねていました。台石を含めた塔の高さ3メートル余、荘厳で見事な容姿を持ち、当時の田無村の経済的繁栄を誇示するかのようですが、このような大型の庚申塔は多摩地方でも珍しいものです。昭和40年(1965年)頃、所沢街道拡幅のため移設されました。その後、平成18年（2006年）に現所在地に移設され、建立当時に比較的近い場所になりました。
指定年月：昭和63年9月
所在地：田無町二丁目22番